問1ストラテジ系
「損益分岐点」の説明として、最も適切なものはどれか。
- 売上高と総費用(固定費と変動費の合計)が一致し、利益も損失も生じない売上高
- 変動費や利益は一切考慮せず、固定費の総額のみをちょうど回収できる水準に達した時点の売上高のことを指す
- 売上高に占める変動費の割合である変動費率がちょうど100%に達し、限界利益がゼロとなる水準の売上高のことを指す
- 企業が赤字に転落することなく黒字を維持し続けることができる、理論上の上限として定められる売上高の水準のことを指す
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正解:1
損益分岐点は売上高と、固定費・変動費を合計した総費用が等しくなる売上高であり、それを上回れば利益、下回れば損失となる。固定費のみの回収という説明は変動費を考慮しておらず不正確、変動費率100%は別の意味を持つ概念、黒字維持の上限という説明は定義と逆の意味になる。
問2テクノロジ系
2進数「11010」を10進数で表すと、正しいものはどれか。
- 26
- 24
- 28
- 22
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正解:1
2進数11010は右から2の1乗・2の3乗・2の4乗の桁が1なので16+8+2=26となる。誤答の選択肢は桁の対応を誤って計算した場合に生じやすい値である。
問3マネジメント系
システム開発のプロセスモデルのうち、要件定義・設計・実装・テストといった各工程を上流から下流へ順番に進め、前工程の完了と成果物の確定を前提として後戻りしないことを基本とする開発モデルはどれか。
- ウォーターフォールモデル
- スパイラルモデル
- プロトタイピングモデル
- アジャイル開発
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正解:1
各工程を順番に完了させながら進め、原則として前工程には戻らないのがウォーターフォールモデルの特徴である。スパイラルモデルは反復開発、プロトタイピングモデルは試作品による早期確認、アジャイル開発は短い期間の反復で価値を届ける手法であり、いずれも一方向の順次進行を前提としない点で異なる。
問4ストラテジ系
企業のコストを固定費と変動費に分類する考え方に関する記述として、適切なものはどれか。
- 固定費は売上高の増減に応じて比例的に増減する費用であり、変動費は売上高に関わらず一定額発生する費用である
- 変動費は原材料費のように売上高や生産量の増減に応じて変動する費用であり、固定費は地代家賃のように売上高に関わらず一定額発生する費用である
- 固定費と変動費という分類は損益分岐点分析には用いられず、単なる財務諸表上の勘定科目の呼び方に過ぎない概念である。
- 変動費と固定費はどちらも売上高の増減とは無関係に、経営者が任意の基準で決定できる裁量的な費用として会計上分類される、という考え方である。
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正解:2
変動費は生産量・売上高の増減に比例して変動する費用(原材料費等)、固定費は生産量に関わらず一定額発生する費用(地代家賃等)である。選択肢アはこの定義を入れ替えており誤り、両者は損益分岐点分析の基礎となる区分であり計算に用いないという説明も誤り、性質を逆転させた記述も誤りである。
問5テクノロジ系
論理演算のうち、2つの入力がともに1のときだけ出力が1になる演算はどれか。
- 論理和(OR)
- 論理積(AND)
- 否定(NOT)
- 排他的論理和(XOR)
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正解:2
論理積(AND)は両方の入力が1のときのみ出力が1になる演算である。論理和は少なくとも一方が1で1、否定は入力を反転、排他的論理和は入力が異なるときに1になる点でそれぞれ異なる。
問6マネジメント系
アジャイル開発の代表的な手法であるスクラムにおいて、プロダクトの価値を最大化する責任を負い、プロダクトバックログの内容と優先順位を管理する役割はどれか。
- スクラムマスター
- プロダクトオーナー
- 開発者
- プロジェクトマネージャ
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正解:2
プロダクトオーナーは「何を作るか」に責任を持ち、プロダクトバックログの優先順位付けを行う。スクラムマスターは「いかに作るか」を支援しスクラムの実践を助ける役割であり、開発者はプロダクトの実現に取り組む。プロジェクトマネージャはスクラムの公式な役割としては定義されていない。
問7ストラテジ系
「貸借対照表」に関する記述として、適切なものはどれか。
- 一定期間の収益と費用を対比し、当期の利益または損失を示す表である
- 一定期間の現金の増減を営業・投資・財務の3活動に分けて示す表である
- ある時点における企業の資産・負債・純資産の状態を示す表である
- 株主に対する配当の支払い状況のみを示す表である
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正解:3
貸借対照表はある時点の財政状態を資産・負債・純資産の対照形式で示す財務諸表である。選択肢アは損益計算書の説明、選択肢イはキャッシュフロー計算書の説明であり、貸借対照表とは異なる書類の内容を指している。配当支払いのみを示す表という説明も誤り。
問8テクノロジ系
2つの入力値が異なるときにだけ出力が1になる論理演算はどれか。
- 論理積(AND)
- 論理和(OR)
- 排他的論理和(XOR)
- 否定論理積(NAND)
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正解:3
排他的論理和(XOR)は入力が一致しないときに1、一致するときに0を出力する演算である。ANDは両方1のとき、ORは少なくとも一方が1のとき、NANDはANDの結果を反転した演算であり、それぞれ条件が異なる。
問9マネジメント系
スクラムにおいて、スクラムチームがスクラムの理論とプラクティスを理解し実践できるように支援し、開発の妨げとなる障害の除去に努める役割はどれか。
- プロダクトオーナー
- 開発者
- スクラムマスター
- ステークホルダ
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正解:3
スクラムマスターはチームを支援しスクラムが正しく機能するよう調整する役割で、障害の除去や進行のファシリテーションを担う。プロダクトオーナーは製品価値の最大化に責任を持ち、開発者は実際にプロダクトを作る担当者であり、それぞれ役割が異なる。
問10ストラテジ系
キャッシュフロー計算書における3つの区分の組み合わせとして、適切なものはどれか。
- 収益活動・費用活動・利益活動によるキャッシュフロー
- 短期資金・長期資金・自己資金によるキャッシュフロー
- 販売活動・生産活動・購買活動によるキャッシュフロー
- 営業活動・投資活動・財務活動によるキャッシュフロー
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正解:4
キャッシュフロー計算書は現金の増減要因を営業活動・投資活動・財務活動の3区分に分けて表示する財務諸表である。他の選択肢の区分は一般的な会計上のキャッシュフロー計算書の分類として用いられていない。
問11テクノロジ系
データ通信において、送信されたデータに1ビットの誤りがないかを検出するために付加する情報として、最も基本的なものはどれか。
- 公開鍵
- チェックディジット
- ハッシュ値
- パリティビット
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正解:4
パリティビットは、データ中の1の個数を偶数または奇数にそろえるために付加する検査用ビットで、1ビット誤りの検出に用いられる基本的な方式である。チェックディジットは主に番号の入力誤り検出、ハッシュ値と公開鍵は目的が異なる技術である。
問12マネジメント系
スクラムのイベントのうち、スプリント期間中に毎日決まった時間に短時間で行い、スプリントゴールに向けた進捗を点検し、必要に応じてその後の計画を調整するものはどれか。
- スプリントレビュー
- スプリントレトロスペクティブ
- スプリントプランニング
- デイリースクラム
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正解:4
デイリースクラムは毎日短時間で行い作業の進捗確認と計画の微調整を行うイベントである。スプリントレビューはスプリント終了時に成果物を確認するイベント、スプリントレトロスペクティブは進め方自体を振り返るイベント、スプリントプランニングはスプリント開始時に計画を立てるイベントであり、実施タイミングと目的が異なる。
問13ストラテジ系
「経営理念」の説明として、最も適切なものはどれか。
- 企業が何のために存在し、どのような価値観を大切にするかを示す基本的な考え方
- 特定の一会計期間における企業の収益と費用、損益の実績を集計してまとめた財務資料のこと
- 株主総会の決議によって正式に決定される、その年度における配当金の支払い方針のこと
- 特定の商品やサービスについて、販売価格をどのように設定するかを定めた社内ルールのこと
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正解:1
経営理念は企業の存在意義や価値観を表す根本的な考え方であり、経営戦略や事業計画の拠り所となる。損益実績や配当方針、価格設定ルールはいずれも経営理念そのものではなく、具体的な経営活動の結果や個別方針にすぎない。
問14テクノロジ系
情報量の単位に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 1バイトは8ビットで構成される
- 1バイトは10ビットで構成される
- 1キロバイトは1000ビットである
- 1ビットは0〜9の10種類の値を表せる
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正解:1
1バイトは8ビットで構成され、2進数8桁分の情報量を表す。1ビットは0か1の2種類の値のみを表し、キロバイトはビットではなくバイト単位の接頭語であるため、他の選択肢は誤りとなる。
問15マネジメント系
スクラムのイベントのうち、スプリントで作成した成果物ではなく、開発の進め方やチームの活動プロセスそのものを振り返り、次のスプリントでの改善点を話し合うものはどれか。
- スプリントレトロスペクティブ
- スプリントレビュー
- デイリースクラム
- バックログリファインメント
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正解:1
スプリントレトロスペクティブはチームの活動プロセス自体を振り返り、次のスプリントに向けた改善策を検討するイベントである。スプリントレビューは成果物をステークホルダに確認してもらうイベントであり対象が異なる。デイリースクラムは日々の進捗確認、バックログリファインメントはバックログ項目の詳細化であり、いずれも振り返りを主目的としない。
問16ストラテジ系
企業の「CSR(Corporate Social Responsibility)」の説明として、適切なものはどれか。
- 企業が出資してくれた株主に対して負う、利益に応じた配当金を支払うべき法的な義務
- 企業が事業活動を通じて利害関係者や社会に対して負う社会的責任を果たす取組み
- 企業が自社の競争力を高めるために、競合他社の技術情報を継続的に収集・分析する活動
- 企業が自社の従業員の給与水準を、同じ業界の平均的な水準に合わせて調整する人事制度
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正解:2
CSRは企業が利益追求だけでなく、環境保全や地域貢献、コンプライアンス遵守など社会的責任を果たす取組みを指す。配当支払義務や競合情報収集、給与水準の調整はCSRの中心的な内容ではなく、それぞれ財務・情報戦略・人事の別の話題である。
問17テクノロジ系
世界中の文字を1つの体系で統一的に扱えるように設計された文字コード規格はどれか。
- ASCII
- Unicode
- JISコード
- EBCDIC
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正解:2
Unicodeは各国語の文字を含む世界中の文字を単一の文字コード体系で扱えるよう策定された規格で、UTF-8などの符号化方式で実装される。ASCIIは英数字と記号を中心とした7ビットの規格であり、世界中の文字を網羅していない。
問18マネジメント系
エクストリームプログラミング(XP)のプラクティスのうち、2人のプログラマが1台のコンピュータを共同で使い、一方がコードを書き他方がリアルタイムで確認や助言を行う手法はどれか。
- リファクタリング
- ペアプログラミング
- テスト駆動開発
- 継続的インテグレーション
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正解:2
ペアプログラミングは2人1組で作業し、その場で相互レビューすることで欠陥の早期発見や知識共有を図る手法である。リファクタリングは内部構造の整理、テスト駆動開発はテストを先に書く手法、継続的インテグレーションは変更の頻繁な統合と自動テストの実行であり、いずれも2人1組での共同作業を指すものではない。
問19ストラテジ系
財務指標「ROE(自己資本利益率)」の説明として、適切なものはどれか。
- 企業が保有する総資産全体に対してどれだけの利益を効率的に上げたかを示す収益性の指標
- 企業の売上高全体に対して営業利益がどれだけの割合を占めているかを示す収益性の指標
- 株主が出資した自己資本に対してどれだけの利益を上げたかを示す指標
- 企業の流動負債に対する流動資産の割合を示す短期的な支払能力の指標
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正解:3
ROE(Return On Equity)は自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合を示し、株主の投資に対する収益性を表す指標である。総資産に対する利益率はROA、売上高に対する営業利益の割合は営業利益率、流動資産と流動負債の比率は流動比率であり、いずれもROEとは異なる指標である。
問20テクノロジ系
16進数の「1F」を2進数で表すとどれか。
- 00001111
- 00011110
- 00011111
- 00111111
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正解:3
16進数の1Fは1×16+15=31を表し、2進数では00011111となる。他の選択肢は桁の対応を誤ったり、10進数への変換を誤ったりした場合に生じやすい値である。